――だってお前、がんばってんだもん!!
いつから?
こんなにも、アイツの距離が気になるようになったのは。
ただの幼馴染み。色気も何もない、平坦な日常。
居てもいなくても分からないような、空気のような存在だったはずなのに。
いつからだよ。
アイツの隣にいることがこんなにも嬉しいって、感じ始めたのは。
気付いてからでは、もう遅いんだ。
感情はいろんなものを巻き込んで、どんどんスピードを増していく。
でも、何故なんだろう。
口をついて出るのはいつも、気持ちとは裏腹な言葉ばかり。
本当は、そんなこと、思ってないんだ。分かってよ。気付いてよ。
自分ではどうしようも出来ないんだ。
「ばか」って言うたびに、あたしは勝手に心が痛むのに、アイツはいつも余裕の顔。
それがあたしを更に苛立たせる。
照れ隠しの言葉では、ちっとも傷つきはしないってこと?
するりするりと受け流されて、悔しいけどいつも言葉に詰まるのはあたしの方。
顔を合わせると楽しくて、一人のときにはつらくなる。
こんな感情、捨ててしまいたい。
苦しいだけ、悲しいだけなら、気付かない方が良かったよ。
感情はいろんなものを巻き込んで、どんどんスピードを増していく。
いずれは、そうね、殺したいほど愛してしまうだろう。
こんな感じで芝居を作りたい。。
PR
COMMENT
ああ、作ろう。
稲妻くん良いよなぁ。
ほんとに主役やってくれないかなぁー…。ね。
泣ける話とか、作ってみたいよねぇ。
もうむしろ「愛してる」って言えよ!!!
ほんとに主役やってくれないかなぁー…。ね。
泣ける話とか、作ってみたいよねぇ。
もうむしろ「愛してる」って言えよ!!!